
2025年9月22日、26日に、学生の皆様が福島県に滞在し、
ご自身が持つ問いを模索し続ける授業(社会技術研修)に参加させていただきました。
県内に住む方に毎日、お話を聴き、夜になれば、お互いにその日捉えたことを議論し、
最終日の26日には、それぞれが考えたことを発表してくださりました。
大学1年生の時に同じ授業に福島県内出身の学生と一緒に参加した。
その際に、「震災を経験していない自分に何ができるのか、そこに向き合うことができなかった」、
そして、「2年次には授業に参加できなかった」と語る大学3年生。
経験と年齢が重なり、福島で起きていることの捉え方が変わった。
文学部の学生は、福島で感じたことを一つの戯曲にまとめ上げた。
多様な立場の方のお話を聴き、学生として自分の意見を語ることへのいい意味での「怖さ」を覚えた方も。
さらに自身の「正義」を疑い、立ち止まる経験を得た方も。

4泊5日というあっという間の期間における学生の方々の変化、吸収したことの大きさに驚いたとともに刺激をいただきました。
そして、より多くの方に福島を訪れてほしい、そして、その時に感じたことを大切にしてほしいと改めて思いました。
大切な学びを私自身がたくさんいただく機会となりました。
これからも福島(浪江)を訪れた方々と対話を重ねていきたい。
皆様も是非、一度、双葉郡浪江町にお越しください。
(葛西優香)